2010年09月19日

「ニーム」を使った「コシヒカリ」収穫

化学農薬や化学肥料を一切使わずに、「コシヒカリ」が収穫できました。
「ニーム」を使った「コシヒカリ」収穫 「ニーム」を使った「コシヒカリ」収穫
2010年4月28日 高松市円座地区で1.2反の田んぼで、「ニーム」を使った「コシヒカリ」の栽培試験を香川県内で初めて実施しました。

2010年8月27日 30kgの袋で14.5袋が収穫できました。
           (1) カメムシの被害は皆無に等しいくらい見られませんでした。
           (2) 収穫後の田んぼに、雑草が全く生えていませんでした。
           (3) なによりも、体に全く負担がなく、元気なコシヒカリが収穫できたことに満足しています。

2010年9月 3日 化学農薬や化学肥料を一切使わずに収穫した「コシヒカリ」を、購入者に食べていただきました。
          「甘みがあって、おいしい米。そして、栽培過程をしっかりと見せて頂き、信頼と安心して食べていける。」と、感想を頂きました。

今回収穫した「ニシヒカリ」の一部は、毎週土・日曜日の午前中に開いている仏生山にある有機栽培だけを取り扱っている産直市<県道12号線沿い>に置かせて頂いています。

円座の農家さんの話:
 「化学農薬や化学肥料を一切使わずに、米を作る自信ができました。来年は、今年の教訓を生かして、米の作付面積を大幅に増やして、「ニーム」を使った米作りに挑んでいきます。」と、
力強いコメントを頂きました。

 今年、やっと化学農薬や化学肥料を一切使わずに、米作りをやって頂けたことに、感謝・感謝の気持ちで一杯です。

「ニーム」を使った米の栽培は、2007年にすでに佐賀県鳥栖市の農家さんが行っていました。
この農家さんを、今回、「ニーム」を使って米栽培に挑戦して頂いた円座の農家さんと訪ね、「ニーム」を使った米栽培の手順を聞いていましたが、なかなか現実は実行できず、今年になってやっと円座の農家さんが「「ニーム」を使った米栽培をやってみよう。」と決断して頂けました。

「ニーム」は、人の健康に害がなく、鳥や魚・貝・藻にも害がない、環境をも壊さない天然の有機農業資材として使って行けます。

※: 「ニーム」を使うときに、特に注意が必要です。
どんな「ニーム」も使えるのでなく、日本の農林水産省に記述がある国際連合の中にある「コーデックス」によって定義された「ニーム」を使うことが重要です。

今回使った「ニーム」は、インド政府の農業プロジェクトを実行している「ニーム財団」で製造・使用している「いんど~すペレット」および「いんど~すオイル」を使いました。
「ニーム財団」は、ニームが安全に、農業・健康および環境分野に使えることを世界へ普及活動を行っている機関です。

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