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Posted by あしたさぬき.JP at

2010年11月22日

有機栽培と硝酸態窒素<土壌分析>

 「生きた土作り」を作り、有機栽培を続けるために、最初にやるべきことが圃場の土壌状況がどうなのか。
 しっかりと、見極めることが重要と考えさせられました。

 そこで、今回、土壌分析を1958年から継続して行っている大学の研究室に依頼し、現状の土壌状況を検査することにしました。

 有機栽培で一番把握しなければならない成分が、「硝酸態窒素」の含有量と「メタボ土壌」です。 

 有機栽培で収穫した野菜等の「硝酸態窒素」の含有量が多いと、これらの野菜等を食べたときに、体の中で「発がん性物質」に変わるからです。

 「硝酸態窒素について考える」

 「硝酸態窒素」とは小松菜やほうれん草、チンゲン菜などの葉野菜に多く含まれている物質です。分かりやすく言えば、葉野菜を食べた時に感じる苦味やエグミ、その味の正体はこの物質によるものなのです。

 葉野菜は生で食べることを極力避けている、必ず火を通す、そういう方も多いと思われます。何気なくやっている・・・、たとえそうだとしても、それは極めて賢明な処置と言えます。硝酸態窒素の毒性は「青酸カリ」に匹敵するとも言われているのですから。サラダブームもきちんと素材を選ばない限り、危険度は高まってしまうわけです。

 「肉を食べたから、その倍くらい緑の野菜を食べましょう」、食卓のよくある光景ではないでしょうか。 シーンとしてはお母さんが子供に言い聞かせる言葉だと思いますが、実はこの組み合わせには「危険がある」と言わざるを得ないのです。

 なぜなら肉や魚に含まれるたんぱく質「アミン」と硝酸態窒素が化合して、「ニトロソアミン」という強い発ガン性物質に変化してしまうことがあるからです。
 肉・魚に限らず、体内にはこのアミンが貯蔵されているので、硝酸態窒素たっぷりの野菜は極力避けなければなりません。アミンは肉や魚を焼いたり、煮たり加熱調理をすることで、さらに増加していくことが分かっているのです。

 野菜に含まれる硝酸態窒素は口の中で「亜硝酸態窒素」という物質に変化します。実際に白菜100gを食べた後の唾液を測定してみると、通常の5倍から10倍くらいの亜硝酸態窒素が測定されたという報告があります。それが加熱して増加した肉や魚のアミンと化合し、「ニトロソアミン」に変化するわけですから、注意が必要です。

 【赤ちゃんが青くなっていく・・・】
 強い発ガン性の他にも、硝酸態窒素は酸欠・窒息状態を引き起こします。
 代表的なのは幼児が青くなって死んでいく、「ブルーベイビー症候群」という急性症状です。

 これは今から約40年前、アメリカでホウレン草の“裏ごし”を食べた幼児が次々と窒息死する事件が起きました。300人近くが急性症状にかかり、39名が亡くなった。血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの働きを阻害した結果として起こる病気で、「メトヘモグロビン血症」と名づけられています。

 毒への耐性は体重に比例します。だから小さいお子さんがいる家庭では細心の注意が必要です。また北海道で、硝酸態窒素を大量に含んだ牧草を牛が食べ、急性の酸欠で大量死した事件が10年ほど前に起きました。他にも糖尿病やアレルギーの原因物質として警告を発する研究者もいます。

 私たちは硝酸態窒素の過剰摂取、その危険性を正面から見つめる必要があります。そしてこの物質を食卓から、いかに減らしていくか、このことを真剣に考えなくてはならないのです。それは日々の食材をいかに選ぶか?
ここに賭かっているのです。

 WHO(世界保健機構)は硝酸態窒素の安全基準を定めています。「安全基準」とは一日の摂取量が基準値以内ならば、一生摂り続けても問題がないと考えられる量のことです。
 
 その数値は体重1kgに0.836mg(体重50kgの人は0.042g)です。つまりこの量を超えるとリスクであるという警告です。※注1

 ヨーロッパでも安全基準を設けているのですが、日本ではいまだ定められていません。

 こういう状況ですから、硝酸性態窒素への関心が低くても仕方がないのかもしれません。しかしこの数字はあくまでWHOの基準値に過ぎないことを抑えておく必要があります。日本人は世界的にも類のない野菜好きですので、より一層の注意が必要となります。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 
 
 このような事実を知ったことで、単に有機栽培だから「安全・安心」野菜等でないことがわかり、土壌分析の重要性を認識しました。

 土壌分析を依頼するにあたり、
 圃場の採土を行い、前作物・現作物・次作物栽培が何であるのか、圃場周辺がどのような環境にあるのか等の資料を提出しました。

 12月15日前後に圃場の土壌分析結果及び所見が届く予定になっています。

 将来にわたって、圃場の土壌状況を把握しながら、適切な肥料要素を含んだ「生きた土作り」を続けて行きたい思っています。  

Posted by ニーム at 18:55Comments(0)有機栽培

2010年11月10日

「生きた土作り」に挑戦

農家さんの圃場の現状として、

1.野菜等を収穫した後に、圃場の土壌分析を行うことをほとんどしていない。
 又は、土壌分析結果を反映させていない。

2.栽培する野菜等の肥料設計に書かれた肥料を栽培面積相当量、圃場に投入している。

3.圃場に残留する肥料を把握していない。
 (肥料が多めに圃場に張っている場合が多く、病気や虫が来る環境を植えつけ前から作っている)

等、農家さんが管轄される部署からの机上で計算された肥料・農薬を使った野菜等の栽培が往々に多く見られます。

11月1日のNHKで放映された「環境保全型農業」の奨めは、農家さんが大いに考えさせられた内容だったと思います。
現状の「化学農薬型農業」を続けるのか、「環境保全型農業」に切り替えて野菜等を作って行くのか。
農家さんにあっては、今、まさに農業の形態を考え直す時期かもしれないと思います。

NHK放映後、
「生きた土作り」に挑戦しようと、まず、「たい肥」作りを始めました。
 
1.杉の木の間材をパウダー(粉状)にした主原料に、米ぬか、微生物(土壌菌)を混ぜ込んだ検体。
2.菌床栽培後の残査に、籾殻、微生物(土壌菌)を混ぜ込んだ検体。


     [1]            [2]

どのような「たい肥」ができるか楽しみです。  

Posted by ニーム at 23:11Comments(0)有機栽培

2010年11月07日

ミニトマト栽培

 8月初旬に、ミニトマトの苗をました。
 今年は、夏の気温が連日35℃を超える日が9月に入っても続き、ミニトマトの苗はこの暑さに打ち勝とうと
集中して異常なほどの花を一度にたくさん咲かせ続けました。

 ←(2010.11.7撮影)

 この結果、花は咲けど、実がつかず、ミニトマトの茎が細くなり、ひ弱で元気がなく病気が発生した状態が今でも続いている圃場があります。

 ミニトマトを植えた土壌にしっかりとたい肥を入れ「生きた土作り」に努力を重ねた農家さんの穂場は、この夏の異常な暑さで同じように花をいっぱい咲かせましたが、ミニトマトの成長点も今も元気に、勢いよく成長を続け、ミニトマトの実もしっかりつけています。
 ミニトマトの収穫量は昨年の同時期に比べて少ないですが、9月の下旬から定期的な収穫が続いています。

 今年のような暑さが異常に続くと、作物作りの基本が土の状態にあるのではと思わされました。
 ミニトマトの栽培をしながら、次年度のたい肥作りをする努力が必要であり、たい肥の中の「エンドファイト」、すなわち、微生物の存在が必要であると思います。
 
 自然の土の中は、好気性の微生物と嫌気性の微生物のバランスよく存在しています。
 元気で健康的な人の体の中と同じです。

 従来から生産農家さんは、作物の苗を植えつける前に機械的に化学農薬による土壌消毒を行い、土の中のすべての微生物(菌)を殺し、無菌状態にする作物作りを行ってきました。

 今年の夏からの異常気象から、土の中に存在する好気性の微生物(菌)と嫌気性の微生物(菌)のバランスを整えた「生きた土作り」をすることが、自然界で生育する作物をどんな条件下でも元気に育てられる環境作りになるのではないかと考えさせられました。
 
 生産農家さんの健康を第一に考えた、環境保全型の農業を進め、元気でおいしく野菜本来の香りがたっぷりの作物作りができる「生きた土作り」に挑戦して行きたいと思います。


   

Posted by ニーム at 16:45Comments(0)減農薬栽培

2010年11月03日

健康な土作り -2

「全国農業新聞」からの抜粋---------------------------------------

土壌診断分析とその見方

3.多量要素を測定
 土壌診断の中で、目に見えない土壌養分量を化学分析により測定する手段が、土壌診断分析だ。
 植物は生育するために不可欠な14種類の要素を土壌から吸収する。
 
 通常の土壌診断分析では、それらのうち多量要素と呼ばれる
(1) 窒素
(2) リン酸
(3) カリ
(4) カルシウム(石灰)
(5) マグネシウム(苦土)

を分析対象とする。
ただし、土壌中に含まれている全量でなく、作物に吸収される形態の成分のみを選び分析する。

 例えば、
 植物は根から有機酸を分泌し、土壌中のリン酸を溶かし吸収する。
 そこで、リン酸の分析では土に希薄な硫酸を加えて溶けてきたリン酸を分析し、加給態(有効態)リン酸として表示する。
 窒素(硝酸態窒素とアンモニア態窒素)・カリ・カルシウム・マグネシウムなどは土壌中でイオンとして存在する成分が根から吸収されるので、土壌を中性塩溶液で処理して、溶出するイオン形態の成分量で分析する。

 分析結果は、通常「○○mg/100g」と表示されることが多いため、農家にはわかりにくい。
 そこで、mg/100gの単位を「kg/10a(1反)」と読み替えると理解しやすい。
 厳密には、土の密度などを考慮して換算すべきであるが、現場の土壌診断分析ではそこまで細かく考えなくても良い。


4.重要なpHとEC
 土壌診断分析で養分量の測定以上に重要な項目が、pHと電気伝導率(EC)である。
 土壌に一定の精製水を加え、その懸濁液のpHとECを専用の電極などで測定する。

 良好な作物生育環境の目安は、
 pH・・・・・6.0-6.5
 EC ・・・・・0.1-0.3

である。

 EC・・・・・・土壌中の硝酸態窒素量の目安となる項目である。
 (1) ECの値が高い場合・・・・・窒素施用量を削減する。
 (2) ハウス土壌の場合・・・・・硝酸態窒素の集積により、ECが高まり、pHga極端に低下するケースがよく見受けられる。
   このような場合には、石灰資材を施用してはならない。


 土の胃袋に相当する陽イオン交換容量(CEC)も重要要素の一つだが、残念ながら分析できない土壌診断室が多い。
 このCECは、pHやECのように施肥管理により大きく値が変わる項目ではないので、必ずしも毎回分析するには及ばない。
 CECと石灰・苦土・カリ量から土の胃袋の腫れ具合を示す塩基飽和度が算出できる。
 人の健康と同じく、「腹八分目(80%)内外」がよいとされている。

5.分析に観察を加えて
 この塩基飽和度や塩基バヤンスに限らず、土壌診断分析結果の数値にはあまり固執しないほうがよい
 土壌診断分析値の細かな数値にこだわり過ぎると大局を見失う恐れがあるからだ。

 土壌診断分析値はファジーな目安と考えるべきで、
農家自身の「目による作物観察」と「土壌診断分析結果の数値」との併用によりその真価を発揮できる。  

Posted by ニーム at 15:26Comments(0)有機栽培

2010年11月03日

健康な土作り -1

「全国農業新聞」(2010.10.8)から抜粋--------------------------

土壌診断で健康な土作り
■農家のための土壌診断とは


1.土の”健康管理”
 人の健康診断と同じように、土壌診断とは、土の健康管理を行うための道具で、農作業には欠かせないものと考えるべきだ。
 土壌診断の基本は、農地の真ん中にスコップで50cm程度の穴を掘ることから始まる。 
 時期は、作物を収穫した直後が良い。

 農家自身が作物の根になったつもりで穴を掘れば、作土の下の硬盤ができていないかどうかを確かめることができる。
 また、作物の根の量や張り具合、作土の深さや湿り具合などもつぶさに観測できる。

 良い土の条件とは、
(1) 土壌物理性・・・穴を掘ることで物理性の善し悪しが判断できる
(2) 土壌化学性・・・土壌のpHや電気誘導率(EC)、それに窒素・リン・カリウムなど土壌養分量の過不足を調べる
(3) 土壌生物性

が整っている(三位一体)ことである。土を「なめればわかる」という人もいるようだが、「土はそれほど甘くはない!」。

2.経費を惜しむな
 土壌養分を分析するには、JAなどに外注する方法と土壌診断キットなどを購入して自分で分析する方法がある。
 どちらが良いかと、よく質問を受けるが、その回答は人の健康診断を考えればわかるはずだ。
 たとえば、高血圧症の人が家庭用血圧を使い家出血圧を測れば、それだけで良いだろうか。血圧だけでなくそれに関連する血液検査なども必要で、定期的な専門医や人間ドックなどでの診断が欠かせない。
 
 土壌の化学分析もそれとまったく同じで、土壌診断室での精密分析と栽培途中に追肥の有無を判断するような場合などの簡易なリアルタイム土壌診断キットを併用することが最も良い。
 外注だと費用がかかるとためらう人も多いが、土壌分析結果という重要情報を入手するのに経費がかかるのは当たり前だ。
 無料で土壌分析を請け負う土壌診察室も少なくないが、「タダほど高いものはない」ことを忘れてはいけない。

 微生物資材の施用ではなく、土壌動物や微生物に住み家と食べ物を提供することが大切だ。 
 住み家は、土壌の物理性と化学性を整えればそれでよい。
 農地への適切な施肥と有機物補給が土壌生物への食料提供にもつながる。
 
  

Posted by ニーム at 14:32Comments(0)有機栽培

2010年11月03日

エンドファイト(微生物農薬)

放映日時:2010.11.1(月)19:30-20:00i
発信者:NHK
解説:ヒューマニック・インフォ


               内側      植物
              【エンドファイト】
 「エンドファイト」とは、微生物農薬です。

 今世紀は、「化学農薬型農業」の環境破壊農業を変革させる「環境保全型農業」が世界的な農業のスタイルになっていきます。

「環境保全型農業」は、土作りに重点を置き、「生きた土」に徹し、植物の成長や環境保全を考えた自然循環型農業のことを言います。
「生きた土」は、微生物を土の中に多く生存・繁殖させ、植物の根から進入することで、植物本来の元気で病気や害虫を跳ね除ける土壌になります。

 植物の根から進入する微生物が「エンドファイト」であり、土の中の有益な微生物になります。土の中には、本来、植物に有益な微生物とそうでない微生物が常に存在しているが、両者のバランス体系が重要になっていきます。

 土の中で、植物に有益な微生物がそうでない微生物より多く存在することで、植物の葉の中にまで有益な微生物が進入し、植物を外敵から防護できる力を持つことができます。
この結果、植物はいろいろな病気や害虫を跳ね除け、元気に成長を続け、植物本来の美しくおいしい肉厚等のある野菜や花卉・果物になっていきます。


 インドでは、4,000年来、ニーム木から抽出した「ニームオイル」と「ニームケーキ」を使って「環境保全型農業」を続けています。
 植物の成長に「エンドファイト」が働く内容と同じベクトルの働きが「ニームオイル」と「ニームケーキ」にあります。

 インド政府は、1998年から「ニーム財団」に、ニームを使った「環境保全型農業」の重要さを農民(インド人口の約6割)に教育・研修及び指導等を実施させ、自然環境のバランスの大切さと農民の健康重視を基点に地球環境の保全に努めています。

 「ニーム財団」は、「環境保全型農業」を研究課題に持つ、世界の学者・医師等が属し、「ニーム」の持つ天然成分が人の健康や環境を保全しながら、植物を病気や害虫から防護していることを科学的に検証しています。
 そのために、ニーム木からニームの実を収穫する手順を確立させ、品質にこだわった最高品質で、「ニーム」の持つ天然成分<抽出後に人工的に手を加えないこと>が発揮できる「ニームオイル」と「ニームケーキ」を冷却圧搾によって製造しています。

 「ニーム」は、ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアでは天然農薬に登録され、人に安全で環境にやさしい、元気な植物に育てる農業資材の一つとして利用が進んでいます。

 日本においても、中国からの輸入野菜問題に端を発し、化学農薬や化学肥料を使った野菜等の安全性に関心が深まり、できるだけ化学農薬や化学肥料を使わない減農薬農業やエコファームへの移行並びに0.6%前後といわれる有機農業へ野菜等の栽培形態が転換しています。

 今後は、世界的に「ニーム」を含めた自然産物を利用した野菜等の栽培が益々増加するものと思われます。

 「ニーム」は、原産地がインドと言われ、インドの企業、パキスタン、オーストラリア等の企業から多数の日本国内企業が輸入を行っていますが、正確な根拠に基づいて、まず第一に「ニーム」の品質を確認し、「ニーム」本来の働きが野菜等の栽培に生かせる「ニームオイル」と「ニームケーキ」を選んで使って頂きたいと思います。

 『ヒューマニック・インフォ』は、「ニーム」に関して、「ニーム財団」と2007年3月から業務提携を実施しています。

 また、『ヒューマニック・インフォ』は、「ニーム財団」から直接入手する学術的な「ニーム情報」及び農業資材の「ニームオイル」「ニームケーキ」を通して、「ニーム」が『健康分野』・『農業分野』及び『環境分野』で安全に使える原料であることを、日本国内に情報発信及び販売展開しています。


 「ニーム」に関するご意見・ご質問等は、お気軽にメール等でお寄せください。
 「ニーム財団」に確認後、回答させていただきます。
  e-mail: humanic-info@smile.ocn.ne.jp  

Posted by ニーム at 13:02Comments(0)有機農業資材